アトリエでは…
手縫いです。


このマークは、全日本1級技能士会が制定した
手縫いのマークです。
経験豊かな手縫い職人が精魂込めて縫い上げた
誇り高き逸品だけに付けられています。
 
型紙の作成
ご注文の際に頂いた20数カ所にのぼる
寸法を元に、お客様毎の型紙を作ります。
体型・張りの部位等の特徴をイメージしながら
場所によってはミリ単位の試行錯誤を繰り返しながら慎重に作成します。
建築で言えば、設計に当たります。
地のし
水につけて良く絞ったシーチング(綿布)に
ご注文の生地を巻き込んで一晩寝かせます
翌日、半日ほど陰干しをした後、アイロンで
良く乾かします。
これは、制作過程で生地が“あばれ”ないようにする為で、
素材によっては2〜3回繰り返します。
裁断(型紙を差し込む)
作成した型紙をご注文の生地に差し込みます。
柄を合わせたり、順目・逆毛の確認、またどの部分にどれ位の縫い代を付けるかという作業もこのときに行います。
この際、最も効率が良く、短い用尺で済むように
型紙を差し込むのが頭の使いどころです。
まるでパズルのようですね。
短く使えば、それだけお客様の金銭的負担が
軽くなるわけです。
あっ、そうそう
撮影だからワイシャツにネクタイ姿。
…と言うわけではないのです。
アトリエ型店舗ですので、
お客様がいつご来店されても良いように
いつでも(?)この格好なのです。
仮縫い
裁断の後、しつけ糸(綿糸)だけで
背広の形に仕上げます。
この段階でサイズ・バランスを
決定します。
仮縫い後

仮縫いが終わると全てをほどいて、
生地を平らに戻します。
裁ち合わせ

 仮縫によって調整した型紙を再度、平らにアイロンがけした生地に
 挿入し、今度は本縫いのための線を引きます。
 そして、各部の縫い代を適量残すようにします。
 このときには、柄物であればその柄の扱いに気を遣います。
 無地物なら地の目が曲がらないように気を遣います。
 
 人の体は、左右対称ではありません。
 仮縫いの際に確認しておいた左右の違いをここで示しておきます。
 この方の場合は、右の肩が0.8mmほど下がり、首の右側がやや薄い ためこのような裁ち合わせとなっています。
芯の裁断とお客様の体型に合わせた芯作り
 きちんとした洋服を制作するための土台作りです。
部品の裁断

 上衣ポケット類の部品です。(写真左)
 見返し(写真右)
ハ刺し
ハ刺しとは、スーツの顔とも言うべきラペルの
土台作りです。
細かく刺すことで、型崩れを防ぎます。
衿幅にもよりますが、左右合わせて、
平均3,000針ほどの手作業です。
ボタンホール
職人の腕の見せ所、穴かがり。
上がラペルにかがる衿穴、眠り穴とも言います。
下がフロントにかがるボタンホール
鳩目穴とも言います。
穴かがりをみれば、既製服なのか注文服なのかが一目でわかります。