私の拘り

 私どもの袖は、本開きをレギュラーとしています。
 ”ドクターカフ”とも呼ばれます。
 ボタンが付いているのに開かないと言うのは
 やはり、おかしいですよね。
 飾りだけのそれと比べると、手間はかなりかかりますが、
 本物とはそういうものだと思います。
 背広の土台とも言うべき芯作り。

 お客様お一人お一人の体型に合わせて裁断
 します。
 洋服の形を美しいものに保ち、型くずれを防ぐのは
 芯作りにかかっていると言っても過言ではないでしょう。
 コスト削減のため、最大公約数的考えで予め作ってお
 いたものや、接着芯のようなものではその役目を果た
 せません。
 人の体は、左右対称ではありません。
 多くの方が、右側の肩が1cm程度左側に比べて
 下がっています。
 従って、背広も左右違う者を作成する必要があります。
 そうでないとシルエットが左右同じように見えないのです。